ファイナンシャルプランナー
先日受検すると書いたファイナンシャル・プランニング技能検定3級については特に何事もなく合格することができました。
なお、受けられた方は分かると思うのですが、同検定では、各種税制、社会保険についての問題も出題されるところ、こうした分野には、似たような制度であっても、微妙に要件や効果が異なっていたりするものもあるため、テスト勉強としては、それらをきちんと暗記する必要があります。久々にやってみると、この暗記というのが存外大変でして、加齢の影響をひしひしと感じました。
もちろん、試験であれば何問か間違えてしまっても合格すればとりあえずそれでよく、加齢の影響は感じつつも、まあ、合格はできるだろうとは思える程度には覚えられたのですが、これが依頼者からの質問であれば、明確な間違いは許されず、6割(本検定の合格点)とれたからそれでよい、とか、99点だから、非常に優秀であった、というわけにもいかないんだよな、と思うと改めてプロとしての責任というものについて考えさせられました。
もとより、弁護士にされるような質問は、択一式のような正解があるわけではなく、見込みの説明になることも多いので比較が難しい部分もありますが、そんなわけで、私は、質問を受けた場合について、基本的に可能な限り調査をしてから回答しますし、ある程度間違いないであろうと思っても、(たとえば、弁護士業の場合、法律改正や新しい判例があるかもしれないといったようなこともありますし、税務や登記については税理士や司法書士に確認をとりたいと思う場合もありますので)念のため確認させていただきたいと申し上げることもしばしばあります。そのことで、この人は頼りない、と思われてしまってもやむを得ないと思っておりますが、上記のようなことを考えて業務にあたっているということもご理解いただけますと幸いです。
なお、テストについては満点ではなかったことを申し添えます。