Nine Gates

 事物の性質にもよるでしょうが、人生で、何かを成功させるには、それに必要な能力を高めたり、合理的な選択をしたりする必要がある場合の方が多いでしょう。とはいえ、実力があり、合理的な選択をしてもなお敗れることもあれば、必ずしも十分な能力がなくても、合理的な選択をしていなくても、相当程度運の良さに助けられて良い結果が出るということもあります。十分な試行回数があれば、結果は期待値に収束するのでしょうが、時に人生にはそのような試行回数は与えられていなかったりしますから、そういうこともあって、自分や他人に起きたラッキーやアンラッキーは時に、それを踏まえた選択に影響をーそれも、どちらかというと悪い影響をー及ぼしたりすることもあるような気がします。例えばいわゆる生存者バイアスというものはそういったものの一つではないでしょうか。

 私も、特に、若いころは、良い結果がでたときに、自分の実力が貢献した度合いを高く見積もりがちだったと思いますし、悪い目がでて、必要以上に落ち込んだりしたこともありました。そして、増長して痛い目をみたり、卑屈になってチャンスを逃したこともあったと思います。

 とはいえ、年齢を重ねるうちに、私も、結局、運なんて良い時もあれば悪い時もあるということは経験的に知るようになりました。そして、何かを成し遂げるには、幸運におぼれることも、不運を嘆くことも遠回りであり、結局一番大事なことは、成功に必要な能力を見極めそれを高めることと、合理的な選択を続けることなのだということが昔よりはわかってきた気がします。端的にいえば、結果に一喜一憂してはいけないのです。

 ところで、下の写真は、先日マージャンをしたときのものです。他家の点棒状況により、高い手を自模る必要があったため、一色手を志向し、筒子を払っていったら(2枚目写真参照)、立て続けに索子を引いて聴牌し、9索を自模ったら熱い、と思いながら山に手を伸ばすと、いともあっさりと9索を自模りました。

 どうやら私には麻雀の才能があるようですので、今後も精進したいと思います。

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