復讐するは我にあり

 先日の昼間、五反田の飲み屋街を歩いていると(サボって入店していたわけではなく、通りかかっただけです。)、飲み屋の前で騒がしくしていた男性数人のグループがいました。昼間から楽しそうな様子だなあ、と思ってそちらを見ると、グループの一人は小型のカメラを持っていて、撮影をしているようでした。

 人気のある飲み屋だったので、ユーチューバーだったりするのかな、と思いつつ、彼らの脇を通り過ぎる際に、横目で彼らをみてみると、

 お笑いコンビの、さらば青春の光とスタッフの方々でした。

 芸能に詳しい方はご存じかと思いますが、彼らは、数年前に大きな事務所を辞めて独立し、五反田に個人事務所を構えたという経歴がありまして、裁判官を辞めて、独立し、五反田に法律事務所を構えた私としては、何となくシンパシーを抱いていました。彼らは、独立直後は仕事のあまりない時期もあったようですが、ここ数年どんどんと売れてきているようで、ジャンルこそ違えど、私も刺激を受けていましたし、縁があれば何か関わりたいものだ、と思ったりもしながら、時々彼らのユーチューブを見たりしてもいました。

 そんな訳で、ファンです、と声をかけようかという考えが頭に浮かびはしたのですが、引っ込み思案の私は、撮影の邪魔になるかもしれないという言い訳のもと、結局声を掛けられずじまいでした。

 こういうときに声をかけたからといって具体的にメリットが生じるというわけでもないでしょうが、自ら仕事を得なければならない個人事業主たるもの、こういう時は積極的になる精神性が必要なんだろうなと、テンションが上がりつつも自戒させられた一瞬でした。

 上記の、①これがユーチューバーなのかな、と横目で見る、②「さらば青春の光」だと気づく、③声を掛けようかと逡巡する、一連の私の様子は、彼らの「裏さらば」というチャンネルの動画の中に、ばっちりおさまっていますので、見つけた方、あるいはどこだかご確認されたい方は私にお尋ねください。なお、今回のタイトルは、彼らのコンビ名のもう一つの候補だった映画の題名です。今のコンビ名でよかったのではないかと思います。 

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